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江戸小紋師 藍田正雄さんの足跡-03

天候がはっきりとしない盆休みも終わり

虫の音も聞こえ秋の気配に

 

足跡にふさわしい作品を

 

制作数は多くありませんでしたが

藍田正雄さんと書家「山内清香」さん

お二人の卓越した感覚で出来上がった

訪問着です

 

個性のある二人の作家さんのコラボ作品

 

書の部分を生かす深山染めの上品な色使いに

藍田正雄さんらしさが感じられますね

 

扇面の書の部分にも深山染めで

やさしい字体を引き立てています

 

藍田正雄さんは10年以上も職人して

更紗染め等をする渡り職人の経験もありが

様々な技法を持っていました。

 

地の小菊も綺麗に染められています

 

多くの方に藍田正雄さんの素晴らしさを

知っていただければと思い、

お客様のご了解をいただきました。

 個人蔵


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| kurumayagohuk | 06:06 | - | - |
藍田正雄さんの菊尽くし

藍田正雄さんの江戸小紋を見ていると

どの作品にも個性があります

 

同じ型紙を使って染めるのに

顔にちがいあり

特にこの「菊尽くし」は難度の高い染めになります

 

反物の巾に112の小菊が染められ、

藍田正雄さんの技の冴えが

「真骨頂」的な作品です

 

藍田正雄さんが大好きだった言葉に

小紋の魅力は「静かなところ」と話されていました

その言葉が伝わってきます

 

派手な柄も色物も禁止された

江戸の時代をくぐり抜けてきたからこそ

柄に遊びや粋があるんでしょうね

 

藍田正雄さんの作品に

行儀、角通し、鮫の三役が少ないのは

それに変わる

独自の柄選びで十分に対応できる

「心意気の型染め」です

藍田正雄さんオ菊尽くし

 

 


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| kurumayagohuk | 06:39 | - | - |
江戸小紋師 藍田正雄さんの足跡-02

立秋が過ぎ、今日からは残暑見舞いに

でもこれからが暑さの本番ですね

 

藍田正雄さんが小紋に見せられたのは

伊勢の型紙に惚れたからだそうです

 

以前、伊勢の白子にお盆の頃に行った時に

彫り師の名と、小紋師 藍田正雄の印がある

江戸小紋が飾られていたことを思い出します

伊勢型紙の育成事業で

作品を染めていたのが藍田さんでした

すごい人なんだ そんな思い出が

 

作品#3

大根と大根おろし器

大根おろし器

 

登山家が「そこに山があるから登る」ように

藍田正雄さんにとっては

「いい伊勢型紙があるから染めるんだ」

そんな信念が伝わってきます

 

作品は幅71cm高さ74cm

白山紬(絹100%)を使用した

30点の連作です

 

作品#4

大小アラレの紫

#2と同じ型紙を使用して染めているのですが

それぞれ表情がちがうんですよ

チョッとマニアになりすぎているかも

 

藍田正雄さんのことを

少しでも知っていただければと思って

お願いした連作の作品です


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| kurumayagohuk | 06:14 | - | - |
藍田正雄さんの縞

江戸小紋のすばらしさを

教えてくださった

小紋師「藍田正雄」さんは

縞を染める技が冴え、

 

縞の藍田とも呼ばれていました

 

江戸小紋において「粋中の粋」といえる縞

遠目では無地に見え、

近寄って細かい縞柄に気付くオシャレさが粋

 

なかでも毛万筋(けまんすじ)は

髪の毛が万入っているほど細かく

一寸幅に(約3cm)24本の縞柄になります

 

人間国宝の伊勢型紙引き彫りの

故児玉博さんの型紙を使用しています

 

藍田さんが生前に型紙職人さんも

命がけで彫っているから

染める方もそれに答えるんだと

話されていたことを思い出します

 

「作品は職人と職人の戦いですよ」と教わりました

 

秘蔵極型 R と染め抜かれているのは

藍田正雄さんだけが使用できる

意匠登録です

藍田正雄

 

90数回の型付け作業を繰り返し

まっすぐな縞柄に

気が抜けない職人技の極みです

 

小紋師「藍田正雄」さんは

7月9日に逝去されました

 

たくさんの事を教えていただき

ありがとうございました 感謝


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| kurumayagohuk | 06:19 | - | - |
藍田正雄さんのお召十には格がある

小紋師 藍田正雄さんが江戸小紋の魅力を

「静かさ」とよく話されていました。

色も柄も華やかではありませんが

染められた模様を楽しむ事だったのでしょうね。

 

一昨日、藍田さんのお召し十について、問い合わせがありましたので、こちらに掲載します。

 

藍田正雄さんが好んで染めた

「お召十」は

「鮫」「行儀」「通し」の江戸小紋の三役と同様に

格の高さがあります

藍田正雄さんのお召十

 

「お召十」の型を一反で90数回繰り返す型つけ作業は

本物にこだわる職人魂があったからこそ

ご自分の愛用のキモノも「お召十」でした

 

左が保科さんのお「お召十」

右が藍田正雄さんの「お召十」

 

同じ型紙で染められた作品でも

染めた日の気候や型紙、糊の状態等によって

まったく同じ色のものは出来ません

 

この色は年代幅も広く

重ね衿を入れて礼装にも向いています

 

藍田正雄さんの技の冴えを

感じていただければ幸いです

 

ブログランキング。

応援して頂きありがとうございます

 

江戸小紋についてお問い合わせが

ございましたらお気軽にご相談ください

 

 


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| kurumayagohuk | 05:34 | - | - |
江戸小紋師 藍田正雄さんの足跡-01

型紙を使用してキモノの文様を

染める技法を型染といい、

江戸時代に武士の裃(かみしも)などの礼装に

精緻な細かい文様の小紋柄が発展します

そして江戸中期には町人の間にも普及し、

受け継がれた小紋柄のキモノを

大正時代以降に

江戸小紋と呼ぶようになってきました

 

その江戸小紋に伝統と新しい色彩の世界を

開拓した第一人者が藍田正雄さんでしたね

 

作品#1  

水の流れが伝わってきます

藍田正雄さんの帯

 

精緻な小紋柄に

技の冴えが光ります

この型紙もすごいですね

 

作品は幅71cm高さ74cm

白山紬(絹100%)を使用した

30点の連作です

 

作品#2

大小アラレは藍田正雄さんが

好んだ柄でした

 

右は半分を無地染にして

左半分が大小アラレ


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| kurumayagohuk | 05:53 | - | - |
第1回 カトコトの会に行ってきた

型彫り、型染め、カタヤブリ!

江戸小紋師、秩父銘仙(機屋)、伊勢型紙彫刻師、装丁家、

藍形染師等の型紙を使った染織関連の人たちが集まった会

 

どんな会なのか興味があったので

昨日、上野の会場に

 

会場の一角で藍田愛郎さんの実演が

30人前後の方で部屋も満員状態に

 

台に糊を付け、白生地を固定し

四角い黒檀を使って

生地のシボを平らにして

型紙を置きやすくする準備作業

カタコトの会

 

ポリエステルの型紙に

糊を置いていく作業

微妙な力加減が

 

型紙をはがして

縞を確認

 

実演は、あくまで実演 でも今日は本気モードです

乾燥を嫌がる伊勢型紙

それも縞の型紙を使っての実演

 

工房は湿度80%前後の場所だから

糊も型紙も乾かずに作業出来るのですが

この乾燥した場所で

 

糊が乾燥し硬くなり型紙を傷めやすくし

型紙も乾燥して反ってきます

この型紙は切れたら彫れる人がいないんです

技術の継承の難しさが

 

最初の型紙は実演用のポリエステル製

 

こちらは工房で実際に使っている

貴重な縞の型紙です

型紙の大きさが半分になっています

縞も細かい縞に

 

コマヘラを使って

板引き杢の実演

 

中央が板引き杢です

右のポリエステルの型紙を使った縞と

縞の細さがちがいます

 

中央の縞の型紙を

90回糊置きし

3回か4回に一回

糊で目詰まりしないように

型紙の糊を落とす水洗い

 

この作業を終えて

江戸小紋が作品になるまでは

染め上がってからの補正作業に

約1ヶ月かかります

 

左の柄は型紙を2回置いています

型の継ぎ目がわからない

台の高さも環境のちがう中で

 

見せてくれたプロの技

感激した時間でした

 

 

 


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| kurumayagohuk | 07:23 | - | - |
藍田正雄さんの単衣帯が出来上がりました

藍田正雄さんに依頼していた

単衣用生地を使用した

名古屋帯が届きました

 

単衣用に適した染生地を

見つけるのに時間がかかりましたが

ステキな作品 出来上がりました

 

色は単衣から夏を意識し

深山染であらわさ花かごに

技の冴えを感じられ

本当にうれしい

 

新田さんの紅花真綿つむぎと

コーデ

涼感のある夏キモノにも

おすすめです


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| kurumayagohuk | 05:38 | - | - |
大好きな藍田正雄さんの江戸小紋

大好きな藍田正雄さんの

江戸小紋

いつ見てもステキですね

 

笹を染めています

この小さな点を

つぶさずに笹を表現する

職人魂 大好きです

 

色がうまく出なかったので

もう一度

 

シンプルだから

コーデも楽しめます

 

モダンな帯と

江戸小紋

粋を大事にしてみました

藍田さんの江戸小紋


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| kurumayagohuk | 06:22 | - | - |
広い生地巾が魅力の江戸小紋

江戸小紋を染める型紙は

反物巾が37.8cm(約一尺)に

あわせて染められますので

生地巾の広い江戸小紋

なかなか見つけにくいですね

 

反物巾は約37.8cmが一般的ですが

今回は41cmの江戸小紋

チョッと比較してみました

これだけの巾があれば

裄が長い方や男性の方に

おすすめ出来ます

 

男性のキモノは

無地が多いですが

江戸小紋でオシャレに

まとめてもステキです

江戸小紋

 

市松模様の角通し

手染めのよさを

お楽しみください


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