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有職文様(ゆうそくもんよう)の名古屋帯

卒業式のシーズンになり

街できもの姿を見かけることが

多くなりました

うれしいいですね

 

有職文様(ゆうそくもんよう)は

平安時代(794年〜1185年)以来

公家の装束などの装飾に用いられた

優雅な様式をもつ文様で

奈良時代に外国から伝わった

正倉院文様などが日本の風土にあうように

変化したものです

 

四君子文様の名古屋帯です

君子とは中国の宋(960年〜12798年)時代より

徳と学識、礼儀を備えた

清らかで高潔な人を指し

蘭・竹・菊・梅が君子の特性を持つ事から

四君子になぞらえました

 

春はほのかな香と

品のある花を咲かせる蘭を

花と葉の色をちがえて

織り上げられた蘭は

清楚で控えめな上品さが伝わってきます

 

竹は夏の暑さでも青さを失わずに

風で涼感を演出してくれます

 

竹の丸に表された節に

手織りのやわらかな優しさが

 

見ているだけで幸せな時間が

過ぎていきます

 

菊は秋の寒さの中で

気高い花を咲かせてくれます

 

蕾のほのかな色

そして菊丸のバランス感

ほれぼれします

 

梅は冬の厳しい寒さの中で春に先がけ

高貴な香を漂わせながら花を咲かせます

 

地紋に織り込まれている文様です

 

菊文様をアップしてみました

ていねいに手織りされた良さが

わかります

 

合わせやすい上質な名古屋帯で

キモノライフが楽しくなります


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