極小の美を求めた江戸小紋
2018.10.14 Sunday | category:江戸小紋
今日10月14日は「鉄道の日」
明治5年9月12日(新暦1872年10月14日)に
新橋駅と(後の汐留貨物駅、現・廃止)と
横浜駅(現在の根岸線桜木町駅)とを結んだ
日本初の鉄道(東海道線の一部)が開業しました
1970年(昭和45年)のこの日、旧国鉄の
旅キャンペーン「ディスカバー・ジャパン」が開始され
「いい日旅立ち」など多くの話題を集めました
江戸小紋の柄は、大名家で好まれた
格の高いものから、細密な縞や幾何学柄、
しゃれ柄まで数百種を数えます
幾何学柄の「割付け菱十字」になります
遠目には無地かと見紛うほど簡素で
慎ましやかですが
近づいてみると巧緻な手技の裏付が
文様が視点の移動によって
表情を変化させていきます
ここが江戸小紋の最大の魅力です
「割付け菱十字」の近接になります
錐彫り(きりほり)で表された菱文様の緻密さ
そしてこれを染めあげる技とで
極小の美に
藍田愛郎さんの作品
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